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Vol.33,No.2の論文

[ 巻頭言 ]

生きざま
早いもので大学勤務も30年を越しました．すぐに辞めるだろうと思いながら強い志しもなく飛び込んでしまった私がなぜまだここにいるのかとても不思議な気がいたします．今回，巻頭言という機会を頂き，改めてこの30年間を振り返ってみようと思い，そして，ひとりの患者さんと
山本有紀                     

/SkinSurgery Vol.33 No.2 2024-10-30
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[ 原著 ]

高齢者の顔面皮膚悪性腫瘍に対する腹部からの全層植皮術の有用性
当科では高齢者の顔面皮膚悪性腫瘍に対して腹部からの全層植皮術を頻用している．2011年から2023年に全層植皮術を施行した高齢者の顔面皮膚悪性腫瘍180例（平均79.2歳）を集計した．採皮部は腹部が169例，耳後部・鎖骨部が11例であった．平均手術時間は腹部採皮例が37.7分，
杉浦美月  岩田洋平 有馬　豪 杉浦一充                 

/SkinSurgery Vol.33 No.2 2024-10-30
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[ 症例 ]

外毛根鞘性嚢腫が疑われた頭部増殖性外毛根鞘性腫瘍の１例
48歳，女性．左後頭部腫瘤を主訴に当院を受診し，約25mmの脱毛を伴う腫瘤を認めた．経過観察中に増大傾向を認めたため，局所麻酔下に全摘術を施行した．病理組織学的に，外毛根鞘性嚢腫に共存して，外毛根鞘性角化や核異型を伴う腫瘍細胞の増殖と帽状腱膜下浸潤やリンパ管侵
今井　光  中村和人 野守美千子                  

/SkinSurgery Vol.33 No.2 2024-10-30
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診断に苦慮したprimary dermal melanomaの１例
61歳，男性．既往に左踵骨骨髄炎があり，当科外来を定期受診していた．数年前から左膝窩に皮下腫瘤を自覚していたが，症状がなく放置していた．腫瘤が増大傾向にあり，定期外来の受診時に相談となった．臨床所見では嚢胞性腫瘤や神経原性腫瘍を疑い，辺縁切除を行った．病理
義澤美佑  今川孝太郎 森田大貴 河野太郎 赤松　正                

/SkinSurgery Vol.33 No.2 2024-10-30
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[ 症例アラカルト ]

殿部に生じた多結節性の皮下腫瘤
症例：65歳，女性．現病歴：10年以上前より左臀部の皮下腫瘍を自覚した．徐々に腫瘍が増大し，座位にて疼痛が出現したため当科受診した．初診時現症：左殿部に５cm大の表面に凹凸を伴った下床との可動性を欠く弾性硬の隆起性皮下腫瘍を認めた（図1A）．MRI画像（図1B, C）：
岩田洋平                     

/SkinSurgery Vol.33 No.2 2024-10-30
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