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記事

保険診療とその問題点

(形成外科学会ランチョンセミナーの抜粋)
質問事項 保険診療上の解釈
皮膚腫瘍を切除して生じた皮膚欠損を皮弁で被覆し、皮弁形成によって生じた二次的欠損に対して植皮を行った場合(皮膚皮下腫瘍摘出術+皮弁作成+植皮術)をそれぞれ100%算定して良いか 腫瘍摘出術と皮弁作成術の高い方を100/100,低い方は50/100,とし、植皮術は100%加算できる
また、上記の手術で植皮を行う必要がなかった場合に、皮膚腫瘍摘出術及び皮弁作成術をそれぞれ100%して良いか、あるいはどちらか点数の低い方を50/100加算とするのか 後者(50/100)加算である
現在保険診療で認められているレーザー手術は適応疾患別にYAGレーザー、その他のレーザーでも保険適応となるか 現在のところダイ、ルビー、アレキサンドライトのみである
初診から3ヶ月を経過して治療を継続する場合、新しいカルテを作ることなく初診扱いとして更にレーザー手術を行って所定点数を保険請求することが出来るか 初回照射から3ヶ月を経過して所期の目的を達すれば、2回目の一連の治療過程にはいることができる
上記のような場合で、3ヶ月以降の保険診療が認められない場合、自費診療に切り替えても良いか 所期の目的を達し、かつ3ヶ月を過ぎれば給付可能となるのでその必要はない
ルビーレーザー療法につき「一連の治療が終了したあとに再発した症例に対して当該療法を含めて2回を限度とする」とありますが、太田母斑の場合は「所期の目的を達し治療効果を更に得る必要がある症例」に対し概ね3ヶ月間を一連として初回、2回、3回と一連を繰り返しても良いでしょうか その通り
顔面全体のいぼ摘出術について
顔面全体にわたる多数の「いぼ摘出術」は、「K423」頬部腫瘍摘出術で算定できるか
いぼの範囲により「K005」皮膚・皮下腫瘍摘出により算定できる
面靤圧出法について
1)顔面に多数ある場合の算定方法は
2)顔面、胸部、上背部、殿部にある場合の算定方法は

1)1部位とする
2)3部位とする

顔面の直径1.5cmの母斑を紡錘形に切除し、縫合線が4.0cmになりました。その場合、露出部(顔面)1.5cmとして請求すべきか4.0cmとして請求すべきか、どちらでしょか 1.5cmとして請求すべき

皮膚病診療:21(3);247~254,1999

創傷のケア-瘢痕の目立たない創傷治癒を目指して- 西條正城 :一般的に術後抜糸までの間は入浴させないという常識は誤りであることを指摘している。

日本医師会雑誌:122(3)475~479,1999

疣贅(いぼ)の治療 新関寛二:水いぼ(伝染性軟属腫;MC)の治療は従来より圧出除去が主流であるが患者の疼痛は耐え難い施術である。40%硝酸銀法(AgN03Sol.0.2ml+小麦粉0.05gを撹拌しペースト状にし竹ひごの先端部につけ、患部を2%キシロカインゼリーで局麻後5~6分間塗布する)では、疼痛を伴わず389例中380例が治癒した。

臨床皮膚科 特集臨床皮膚科-最近のトピックス 増刊号 Vol.53 Vol.5,161~165 1999

メラノーマ治療の欧米でのガイドラインと本邦での現状 山本明史

Medical Tribune:【褥瘡】に用字統一

【じょくそう】の用字としては【褥瘡】【褥創】の2通りが使われている。医学論文や教科書では従来から【褥瘡】が用いられ、【褥創】は近年おもに看護領域で用いられるようになったという経緯がある。【瘡】は内部要因による壊死、痂皮、おできなどであり、【創】は切りきず、刀きず、外傷などに使用される。つまり褥瘡は治癒経過が長く、難治性で予防や治療には看護・介護スタッフだけでなく、医師・栄養士など多くの職種によるトータルケアが必要とのことで日本褥瘡学会は【褥瘡】を用いることが適切と考えられるとした。

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